税理士事務所の基本業務のひとつに‟試算表の作成“があります。試算表とは、過去の売上や費用を集計し、現時点の会社の業績や財務状態を表す数字の羅列です。この数字の羅列からは多くの情報を読み解くことができます。

• ・今の規模に対して貯金は十分なのか
• ・売上に対して人件費が高すぎではないか
• ・今の状態だといくらくらい借り入れができるのか
• ・経営者の過去の経営判断は正しかったのか又は正しくなかったのか

試算表は、様々な角度から会社の状態を教えてくれる言わば会社にとっての健康診断の結果のような位置づけです。

しかし、試算表は複式簿記というルールに則り作成されるものであるため、読み解き方を専門的に勉強していない方にとっては非常に理解が難しい書類です。中小企業の多くの経営者にとって、試算表はただ単に売上と費用、そして利益を計算しているだけの非常に単純な数字の表となってしまっているように感じます。

私たちは、この試算表を単なる利益を計算するだけの表で片付けるのではなく、経営者にとって有益な情報は何か、その有益な情報を如何に分かり易く伝えるかを考えています。その結果、試算表をベースに様々な角度から財務分析を行う独自のソフトを作成するまでに至りました。

私たちは、過去の数字を如何に未来につなげるか、という視点に立って試算表作成及び財務分析を行います。