オフィス選びに悩んだら?種類や注意点をまとめて解説

会社から独立をしてご自身で起業される際、まず考えなければならならいことは、本店所在地をどこにするかということですよね。

一昔前までは、賃貸で事務所を借りるか自宅を本店所在地にするかでしたが、最近では働き方の多様化や、リモートワークなどの普及により様々なオフィスのかたちが増えています。

「シェアオフィス」や「コワーキングスペース」など、名前は聞いたことがあっても、それぞれにどのような違いがあるのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、昨今需要が急増している様々なオフィスの形態について、それぞれの違いや特徴までも詳しく解説していきたいと思います。


オフィスの種類いろいろ

働き方の多様化が進み、現在日本ではオフィスの種類も実にたくさん増えています。

主に選ばれているのは以下の5つのオフィスです。

  • シェアオフィス
  • バーチャルオフィス
  • レンタルオフィス
  • サテライトオフィス
  • コワーキングスペース

今回はこの5つのオフィスの形態について、それぞれ詳しく説明していきたいと思います。


「シェアオフィス」

「シェアオフィス」とは、その名からもある程度想像できるとおり、ひとつのオフィスを他の企業や個人事業主と共有して利用するオフィスのことです。

海外では「shared office(シェアードオフィス)」と呼ばれ、多種多様な業種の方にワーキングスペースを提供する場として広く知られており、認知度は高いです。


営業時間内であれば自由に出入り可能で、利用者は月額制の方もいれば時間貸しの方もいるため、多くの人が出入りします。

コワーキングスペース、レンタルオフィス、バーチャルオフィスも、全てまとめてシェアオフィスと呼ぶこともあります。


「バーチャルオフィス」

「バーチャルオフィス」とは、こちらも名前から想像できるとおり「バーチャル(仮想)」のオフィスのことを指します。

物理的な場所を持たず、事実上の住所利用を目的としているため実際にその場で作業を行うことはできません。

バーチャルオフィスの機能は、一般的には法人登記のための住所の利用だけにとどまらず、郵便物の受付、転送、電話やFAXなどの利用なども行えます。

バーチャルオフィスというだけあって、都心の住所を安価で利用できる場合が多く、ブランディングにも役立ちます。

自宅の住所を公開したくない個人事業主やフリーランスの方にも便利ですが、個別の専有スペースが必要な業種にあっては開業許可が下りないケースもあります。


「レンタルオフィス」

「レンタルオフィス」とは、業務に必要な机や椅子、パソコン、インターネットなどの通信環境が全て整っている貸事務所の総称です。

シェアオフィスとの違いとしては、専有の個室である点でしょう。

専有スペースのため、固定電話を引いたり、個人の備品を保管することなどが可能となっています。
一般的には会議室やコピー機などは共有の形態のところが多いです。

全てが共有のシェアオフィスなどに比べると、比較的利用料金が高くなる傾向があります。
また、一般的な賃貸の事務所と異なる点はオフィスの内装の変更ができないことにあります。


「サテライトオフィス」

「サテライトオフィス」とは、「satelite(衛星)」が由来となっており、企業の本社や本店から離れた場所に設置されるオフィスのことを指します。

サテライトオフィスの目的は営業における異動時間や、社員の通勤時間の削減による働き手の負担軽減、昨今では新型コロナウイルスに伴う密を避けるという目的での利用もされています。

一方では本社で業務することに比べて、コミュニケーションの減少といったデメリットもあります。


「コワーキングスペース」

「コワーキングスペース」は、他の人と一つのオフィスを共有するという意味合いでシェアオフィスとあまり違いはなく、シェアオフィスと同じ意味合いで使われていることが多いです。

あえて違いを挙げるなら、シェアオフィスがオフィスという施設そのものに着眼しているのに対して、コワーキングスペースは「コワーキング(協働)」という名前の通り、他社と共に働くことが重視されているため、利用者同士のコミュニケーションが取りやすいという特徴があります。

そのため、コワーキングスペースでは、人脈作りやコミュニティの形成に役立つメリットがある一方で、作業場所を他社と共有するためセキュリティ面や周囲の環境面など、デメリットを感じることもあります。

イメージとしてはオフィスというよりもカフェに違いです。


それぞれのオフィスの特徴まとめ

では改めて、再度それぞれのオフィスの特徴をまとめて確認しておきましょう。


シェアオフィス

初期費用と月額料金を抑えることが可能
実際に作業を行う場所を確保することが可能


バーチャルオフィス

事実上の住所、電話番号を安価で利用可能
一般的には作業ができる場所は提供されない
オプションで会議室などを借りることができるところもある


レンタルオフィス

一般の賃貸事務所より費用を抑えて専有スペースを確保することが可能


サテライトオフィス

費用を抑えて本社と別の場所に拠点を構えることが可能
移動時間の短縮で社員の負担を軽減することが可能


コワーキングスペース

初期費用と月額料金を抑えることが可能
実際に作業を行う場所を確保することが可能
他の利用者との交流を重視したい方にお勧め


自分に合ったオフィス選び

費用を抑えながら作業場所を確保したい方は、「シェアオフィス」か「コワーキングスペース」がお勧めです。

こちらは個人事業主、フリーランス、ノマドワーカーの方などの利用が多いです。
特に専有スペースが必要な業種などの場合は「レンタルオフィス」が適しています。

逆に作業は自宅で行う場合など、作業場所は必要ないという方であれば「バーチャルオフィス」が適しているかと思います。

資金に余裕がある場合や、事業の拡大などを考えている場合には、「サテライトオフィス」を利用するのも選択肢として入ってくるでしょう。


オフィスを選択する際の注意点

それぞれ特徴が異なる新しい形態のオフィスですが、共通する注意点があります。

いくつもの会社が同じ住所を使用しており、安価で簡単に住所のレンタルが可能なので、架空請求やなりすまし犯罪などに使用されやすいケースがあります。

そのため、過去に犯罪などで使われている住所ではないかは調べておいたほうが良いでしょう。

また、オフィスの運営元の会社が潰れてしまうとオフィスの使用が不可能となるため、本店所在地の変更を余儀なくされます。

登記後、本店所在地の変更を行うとなると新しい住所を探す労力もさながら、変更登記が必要になったり、名刺やホームページの記載を変更したりなど、時間も費用もかかることになります。

さいごに

今回はいろいろなオフィスの形態について解説してきましたが、いかがでしたか?

たくさん種類があり混乱しがちですが、色々と細かい特徴や違いなどがありますので、ご自身の需要に合わせて適切なオフィスを選択してくださいね。

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